資料は、EV充電を活用したデマンドレスポンス(DR)の仕組みを解説する参考資料である。DRの実現方法は、充電タイミングを調整する制御と、車載電池の電力を家・建物や系統へ供給する制御に分かれる。実施可能なDRは、充電器・充放電器の機能、通信規格、制御経路に左右される。具体的な導入決定や実施時期は示されていない。
| 充電シーン | 主な場所・駐車時間 | 主な充電方法 |
|---|---|---|
| 基礎充電 | 家・事業所、8~12時間 | 普通充電 |
| 経路充電 | SA・PA、コンビニ等、30分以下 | 急速充電 |
| 目的地充電 | 商業・宿泊施設等、2時間以上 | 滞在時間に応じて選択 |
普通充電は数時間から半日かける方式で、設置・維持費用は比較的低い。急速充電は概ね30分で充電できるが、設置費用は350万円~数千万円、維持・固定費用は年100万円以上とされる。充電器は充電のみ可能である一方、充放電器は放電にも対応し、V2H(家)、V2B(建物)、V2G(系統への逆潮流)に利用できる。
普通充電器の充電口は主にIEC62196-2 Type 1(SAE J1772)、急速充電器・充放電器はCHAdeMOが示されている。出力は普通充電器が3~6kW程度、急速充電器が50kWまたは90kW以上、充放電器が6~90kWとされる。規格によってEVと機器間でやり取りできるデータも異なる。テスラ等の一部車種は別規格で、アダプタが必要となる場合がある。
| DRパターン | 対応機器・条件 |
|---|---|
| 充電タイミングのシフト | 通信機能付き普通充電器、急速充電器、充放電器 |
| 家・建物への給電(V2H/V2B) | 対応する充放電器 |
| 系統への逆潮流(V2G) | V2G対応の充放電器 |
充電タイミングのシフトでは、系統需要に応じて充電を移し、需要を上げ下げする。V2H/V2Bでは充電した電力を家・建物へ供給し、V2Gでは系統状況に応じて充放電する。V2H/V2B・V2Gは対応システムが条件である。
想定される制御経路は、①GW(HEMS GW等)経由、②DRサービサーから充電器への直接制御、③機器メーカーまたは管理者のサーバ経由、④自動車メーカー(OEM)サーバ経由の4パターンである。GWメーカーのサーバを介する場合や、OEM自身がDRサービサーとなる場合、EVデータ利活用事業者を介する場合もある。実現にあたっては、充電器とEVの双方が関わることを踏まえ、機器の種類、対応規格、想定するDRパターンを確認する必要がある。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「EV充電・充放電およびそのDRの概要」(経済産業省)(https://www.meti.go.jp/shingikai/energy_environment/dr_ready/index.html)をもとに当社作成
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