2021年4月に取引を始めた需給調整市場(三次調整力②)では、5月下旬以降、全国の応札量が増加し、募集量を下回る日が減った。6月1~16日は全8ブロックで平均応札量が平均募集量を上回った。一方、4~5月に応札が少なかった東北・中部・北陸・中国の各エリアでも6月は増加したものの、東北ではなお募集量を大きく下回る。6月中旬時点の応札事業者は全国13者である。
| 指標 | 4~5月 | 6月2~16日などの状況 |
|---|---|---|
| 調達不足率が高いエリア | 東北30.4%、中部28.7% | 東北12.0%、中部12.7% |
| 北海道の4ブロック目平均約定価格 | 18.76円/kW・30分 | 8.27円/kW・30分 |
調達不足量は6月2~16日に、それ以前と比べて大きく減少した。事務局は、応札量の増加と連系線配分の見直しが影響したとみている。約定価格には引き続きエリア差があり、北海道が最も高いものの、平均・最高価格とも5月までより大きく低下した。中部・北陸・関西などでは平均価格が上昇した。
6月2日から時間前市場向け連系線確保量αを見直した後、三次②の市場分断は多くの連系線で減少した。三次②への配分が要因で時間前市場が分断したのは、6月2~17日の16日間で1コマである。ただし、評価できる実績は短期間に限られるため、今回はαを再度見直さず、状況を継続して確認する提案である。
三次②はFIT特例①・③の再エネ予測誤差のうち、前日から実需給時点までの誤差に対応する調整力であり、前日に調達される。応動時間は45分以内、指令間隔は30分で、需給調整市場の商品中、応動時間が最も長い。必要量は過去の予測誤差をもとにした月別・予測出力帯別・時間帯別のテーブルから、前日のFIT特例出力予測に応じて算出する。取引は前日12~14時に入札し、14~15時に約定処理を行う。
事務局は、公正な取引とFIT太陽光の予測誤差への効率的な対応を確認するため、必要調達量の適切性、応札事業者数、大手発電事業者の応札状況と応札増加の要因、価格の合理性、連系線の活用などを引き続き分析する方針である。商品ブロック(3時間)の見直しを含む市場ルール改善は広域機関を中心に検討され、事務局は分析結果を提供するなどして協力する考えである。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「需給調整市場(三次調整力②)の運用状況について」(電力・ガス取引監視等委員会)(https://www.egc.meti.go.jp/activity/index_system.html)をもとに当社作成
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