カナデビアは、下水消化ガス中のCO₂と水素を槽外型(Ex-situ型)バイオメタネーションで合成メタンに変換する技術について、鳥取市・秋里下水終末処理場のFS調査で運転性能を確認した。夏・秋・冬の安定運転、原料ガスの負荷変動、夜間・土日の停止を想定した間欠運転のいずれも、生成ガス中のメタン濃度95%以上を達成し、運転時のメタン生成速度は目標の50NL/L/日を上回る約80NL/L/日であった。負荷を50%にした運転では40NL/L/日を達成した。
| 確認項目 | 主な結果 |
|---|---|
| 季節別の安定運転 | 夏・秋・冬で濃度95%以上、生成速度約80NL/L/日 |
| 負荷変動 | 供給量100%・50%の切替時も濃度目標を達成。生成速度80・40NL/L/日 |
| 間欠運転 | 夜間・土日停止を想定した各条件で、再開後の運転時に濃度・生成速度目標を達成 |
調査はカナデビアと日本下水道事業団の共同研究体が実施した。設備は消化汚泥約100kgを反応槽に保持し、消化ガス12m³/日以上を供給して、メタンを4.8m³/日以上製造する規模である。性能確認の目標は、生成ガス中のメタン濃度95%以上、汚泥量当たりのメタン生成速度50NL/L/日以上であった。負荷変動・間欠運転は、消化ガス発生量の変動や施設の停止・起動に対応できるかを確認するために設定された。
バイオメタネーションは、CO₂と水素からメタンを合成する方法の一つである。槽内型(In-situ型)が消化槽へ水素を直接注入するのに対し、槽外型は後段のバイオリアクターで反応させる。本資料では、下水消化ガス由来のCO₂と再生可能エネルギー由来水素を用い、合成メタンを都市ガス等に利用する構想を示す。海外では2022年に下水処理場でメタン製造能力100Nm³/hの商用設備が竣工した事例が紹介されている。
会社は、FS調査で適用性を確認したうえで、実用規模の実証を検討し、国内展開・普及拡大につなげる方針である。2025年度のFS調査は資料時点で手続き中であり、実用規模実証や事業展開は今後の段階である。資料は、下水消化ガス等を活用したeメタンの普及には、入口側でのグリーン電力利用・グリーン水素調達への初期費用・運転費用支援と、出口側でのバイオメタン/eメタンの環境価値や利用インセンティブの拡充が必要としている。都市ガスの合成メタン1%目標への貢献を掲げる一方、将来のガス体構成には相当程度の不確実性があるとの留意も示されている。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「Ex-situ型バイオメタンネーションに関する取組み概要」(経済産業省)(https://www.meti.go.jp/shingikai/energy_environment/methanation_suishin/index.html)をもとに当社作成
本サービスで提供される審議会資料は、各府省庁が公開している情報を公共データ利用規約(PDL1.0)に基づいて利用しています。詳細はデータソースページをご確認ください。
Policy Scope
関連する審議会・政策資料を継続的に収集し、AI要約と一次資料をまとめて確認。重要な変更を事業判断と社内共有につなげられます。