資料は、最低入札量1MWを単体で満たす系統用蓄電池や揚水発電機について、充電・揚水の抑制から放電・発電までを一体で行う「ネガポジ型」の応札を認める案を示すものである。従来は、最低入札量未満のリソースをアグリゲーションする参入は整理済みだが、単体で最低入札量を満たすリソースのネガポジ型参入は未整理であった。以下は委員会で議論を求める提案であり、資料上、決定済みとはされていない。
ネガポジ型として応札できる商品は、原則としてネガワット側・ポジワット側の双方で要件を満たす商品の重複範囲とする。両側で応動可能な商品が同じならその商品、異なるなら両側に共通する商品に限る。片側のみで応動可能な場合は、その側だけの応札を認める。
一次・二次①は、片側で要件を満たさない場合、ネガポジ型での応札を認めない案である。周波数偏差への応動や並列要件を、ネガ側からポジ側への切替を伴うリソースが満たせないと考えられるためである。一方、二次②~三次②は、並解列を含む応動を可能とする案である。揚水発電機など離散応動をする定格容量10万kW以上のリソースは、早期参入に向け、当面は一般送配電事業者が指令タイミングを調整する。中間点などの規律や指令のシステム化は別途検討する。
| 指令方式 | 参入可能時期案 | 条件 |
|---|---|---|
| 実出力指令 | 2023年度 | 市場システムへの基準値登録が不要 |
| 出力変化量指令 | 2024年度 | 市場システムへの基準値登録が必要 |
時期の差は、基準値登録などのシステム改修の要否による。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「需給調整市場におけるリソース単体で最低入札量を満たすネガポジリソースのネガポジ型参入について」(電力広域的運営推進委員会)(https://www.occto.or.jp/iinkai/jukyuchousei/)をもとに当社作成
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ネガポジ運用とは、需要を減らす「ネガワット」と発電・放電で電気を出す「ポジワット」の双方を、同一のリソースで供出する運用形態を指します。系統用蓄電池や揚水発電機のように上下どちらの調整もできる設備を、需給調整市場でその能力どおりに扱うために整理された考え方です[DOC:417f2572-70d0-47ac-938d-ffb916badfcd]。
DR(デマンドレスポンス)は、電力の使い方を需要側で増減させ、電力システム全体の需給バランス調整に役立てる仕組みです。制度上は節電した電力量(ネガワット)が発電電力量と同様に扱われ、特定卸供給として位置づけられています[DOC:a61de27d-b3db-4f66-8fb9-436004b345f1]。
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