2023年度(9月29日まで)のスポット市場システムプライス平均は10.14円/kWhであり、LNG価格の低下等を背景に、前年度平均20.41円/kWhを下回って推移した。一方、9月18~21日は夕方を中心に30円/kWh超の高騰コマが発生し、9月20日16時30分~17時には年度最高の52.94円/kWhを記録した。
| 指標 | 2022年度 | 2023年度(9月29日まで) |
|---|---|---|
| システムプライス平均 | 20.41円/kWh | 10.14円/kWh |
| システムプライス最高 | 100円/kWh | 52.94円/kWh |
高騰日の9月18~21日は、前週に比べ需要・買い入札量に大きな変化がない一方、売り入札量は約2割減少した。9月19、20日には売り切れコマがそれぞれ9、7コマ発生した。需給曲線でも売り切れ、またはそれに近い状態となり、買い入札価格が約定価格の形成に影響した。
旧一電・JERA(沖縄電力を除く)の提出データでは、高騰期間に自社供給力が減少し、特に9月19、20日は自社需要等が増加したため、入札可能量が前週より大幅に減少した。9月19日は65.5GWh、9月20日は93.2GWhであった。提出データ上、各社は入札可能量の全量を市場に供出していたことが確認されている。
売り入札量は9月19日に急減し、9月23日以降に回復した。売り入札価格には大きな変化がなく、LNG価格低下を受けて前年より低い水準で推移した。事務局は売り入札量減少の主因を、燃料制約による発電可能電力量(kWh)の減少ではなく、計画停止・計画外停止による出力(kW)の減少とみており、特に計画停止の増加の影響が大きいとしている。ただし、HJKS登録情報上、9月中旬の停止・出力低下量は前年同時期より少なかった。
買い入札量は9月中旬まで大きく変わらなかったが、高騰時には50円以上80円未満、90円以上200円未満の高値買い札がやや増加した。
事務局は、供給力が減少する見通しの中で残暑により通告需要が減らない状況において、作業停止の計画変更など供給力確保の取組がどう行われたかを引き続き確認するとした。また、一部事業者が必要量を超える買い入札を誤って行ったとの発表について、事実関係と市場への影響を詳細に確認する方針である。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「スポット市場価格の動向について」(電力・ガス取引監視等委員会)(https://www.egc.meti.go.jp/activity/index_system.html)をもとに当社作成
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