中国電力は、三隅発電所2号機の導入と低品位炭の活用で燃料費を抑える一方、灰発生量の増加を見込み、原価算定期間の灰処理費を直近実績より高く織り込んでいる。申請原価の灰処理費は80億円である。
| 指標 | 2022年度実績 | 原価算定期間の想定 | 申請原価 |
|---|---|---|---|
| 灰処理費 | 70億円 | 2023年度86億円、2024年度80億円、2025年度73億円 | 80億円 |
| 火力廃棄物処理費 | 101億円 | 2023年度115億円、2024年度108億円、2025年度102億円 | 109億円 |
三隅発電所2号機(100万kW)は2022年11月に運転を開始し、水島発電所2号機と下関発電所1号機は同年6月に廃止が決定された。資料は、三隅2号機の運転開始による燃料費低減効果を年200億円としている。最新技術・バイオマス混焼を採用した同機への代替が、灰発生量増加を見込む背景の一つである。
高品位炭に対する低品位炭の価格競争力が近年高まっている。中国電力は燃料調達部門と発電部門が連携し、安価な炭種の情報収集と、燃焼安定性・環境基準への適合性の確認を進める。導入は、炭質の机上評価、新炭種の実機連続燃焼試験(3〜4日程度)を経て、通常運用へ移す手順である。
評価対象は、ボイラ・ミルの燃焼や灰付着、排ガス性状、揚運炭設備の取扱い、灰処理設備の詰まり、排水処理状況などである。資料では、低品位炭の導入拡大による燃料費低減効果を年82億円としている。価格比較は、豪州高品位炭を基準に、熱量等価へ補正し灰処理コストを含めた市況試算である。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「灰処理費の算定について」(電力・ガス取引監視等委員会)(https://www.egc.meti.go.jp/activity/index_electricity.html)をもとに当社作成
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